県内や全国で虐待を受けた子どもが死亡する事件が発生している状況を受け、県は2019年度、児童虐待対策として児童相談所(児相)の対応情報管理システムを県警本部に導入する。児相の虐待事案を全件共有し、迅速で適切な対応を狙う。東京都で児相職員が親に面会拒否された後に5歳女児が死亡した事件では、警察と児相の連携の重要性が指摘されており、情報共有で子どもの安全確保を徹底する。

 県によると、専用端末1台を県警本部に設置。5月にも稼働する予定。従来は紙でやりとりしたため時間差があったが、より円滑に情報管理が徹底できる。

 例えば110番通報を受けた家庭が児童虐待対応中と把握できるほか、暴行、ドメスティックバイオレンス(DV)など警察への相談状況を把握することで、虐待リスクを判断できるなどの利点を見込む。