東日本大震災から8年1カ月の11日、宮古市は全市民を対象とした市津波避難訓練を行った。雪やみぞれが降る中、同市磯鶏(そけい)ではフェリーの乗客や住民が逃げる訓練を展開。市民による避難所の開錠訓練も初めて実施し、災害時の動きを確認した。

 午前6時ごろに大津波警報が発令された想定で実施。32カ所の避難所などに計1634人が集まった。同市磯鶏のフェリーターミナルから越田山(こえだやま)高台へ向かう訓練は、乗客や近隣工場の従業員の避難を想定して市職員が誘導役を担当。住民ら約50人が雪でぬかるむ階段を慎重に上った。

 同高台は2月に完成。同市磯鶏沖の八木沢節子さん(79)は「階段がある避難場所が家の近くにあると安心」と経路を再確認した。