陸前高田市内の漁業者らでつくる広田湾遊漁船組合(大和田晴男会長)は、広田湾に地元産の日本酒を沈め熟成させる体験型観光サービスの提供を本格的に始めた。養殖いかだから酒をつるす作業を見学してもらい、約10カ月後に引き揚げたボトルを届ける。東日本大震災から8年余がたち復興支援の交流人口が縮小する中、漁業や海産物などまちの魅力を発信する。

 体験型観光は、ボトルに貼り付けるメッセージカードや、参加者自身や酒に関する情報を書き込む「マイカルテ」を作成。漁船に乗って広田湾に繰り出し、酔仙酒造(陸前高田市)の日本酒のボトルを海中に沈める作業やカキなどの養殖漁場を見学する。

 約10カ月熟成した後、貝や海藻が付着したボトルと未熟成酒の2本セット、マイカルテ、広田湾産の旬の海産物が郵送される。熟成前後の酒の味の変化を陸前高田の食とともに楽しめる。