国土交通省は8日、2019年度から財政投融資を活用して高速道路を一部4車線に拡幅工事する候補区間に秋田道の湯田(西和賀町)-横手(秋田県横手市)間20・3キロのうち約7・7キロを選んだと発表した。現在は2車線の対面通行だが、災害時に斜面が崩れて土砂が流入しても一部車線を使って交通が寸断されないようにする。事業費は400億円。

 昨年9~11月の重要インフラ緊急点検を踏まえ全国で同区間を含む16道府県16区間(計約85キロ)を選んだ。事業費総額は4400億円。西日本豪雨で2カ月以上通行止めとなった広島呉道路は4車線化し、ほか15区間は一部4車線化する。有識者会議の審議などを経て月内に正式決定する。

 秋田道に並行する国道107号は15年3月に西和賀町内で土砂崩落が発生し、8カ月間にわたり通行止めとなった。その際、秋田道を通行無料で代替路線とした経緯もあり、北上市と同町は17年度に秋田道4車線化促進期成同盟に加盟。国などに早期実現の要望を重ねてきた。