岩手医大と岩手看護短大(祖父江(そぶえ)憲治学長)の合同卒業式は8日、盛岡市内丸の県民会館で行われた。卒業・修了生計381人は、同大の建学の精神である「誠」の心を胸に、患者に寄り添う医療を誓った。東日本大震災から8年を前に、古里への恩返しを決意する卒業生の姿もあった。

 大学院19人、医学部133人、歯学部47人、薬学部83人、看護短大99人が卒業・修了。祖父江学長が代表者に学位記と卒業証書を手渡した。

 祖父江学長は「医療の最前線は常に真剣勝負の世界。緊張感を持つとともに、患者の痛みを理解できる優しさを忘れないでほしい」と式辞。代表して高橋啓悟さん(医)、山内博仁さん(歯)、及川愛(ちか)さん(薬)、田村里穂さん(看護短大)の4人が「社会的使命を自覚し、誠の人間たるべく努力する」と宣誓した。

 医学部卒業生の多くは臨床研修医として県内外の病院に勤務し、医師としての第一歩を踏み出す。