ノルディックスキーの世界選手権で中断していたワールドカップ(W杯)ジャンプ男子個人は8日再開され、ノルウェー・オスロでの第23戦予選(ヒルサイズ=HS134メートル)を皮切りに同国で4連戦が行われる。個人総合首位を独走する小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高)は2位に500点近い大差をつけ、優勝決定は秒読みの段階に入った。早ければ、第23戦本戦(オスロ)が行われる10日にも日本男子初の総合王者が誕生する。

 小林は2月17日の第22戦で今季、通算とも11勝目を挙げ、合計得点を1620点に伸ばした。1017点の3位シュテファン・クラフト(オーストリア)はこの時点で脱落し、優勝争いは1145点で追う昨季総合王者の2位カミル・ストッフ(ポーランド)との2人に絞られた。

 2人の一騎打ちは小林が断然優位に立つ。今季残り6戦でストッフに475点差の大量リード。1試合で詰められるのは最大でも100点までで、5戦を残して500点以上の差がつけば、総合王座のタイトルが決まる。小林は第23戦で10位以内に入り、25点以上加点することが最低条件となる。