2020年東京五輪の聖火リレーの前に、聖火を東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県で「復興の火」として巡回展示する計画で、本県では沿岸部の第三セクター三陸鉄道(宮古市)を活用して火を運び、沿線の複数自治体で展示を行う方向で関係機関が調整していることが6日、分かった。宮城県は石巻市と仙台市、福島県はいわき市と福島市が設置場所に挙がっている。

 東京五輪の聖火は20年3月12日に古代五輪発祥の地であるギリシャ西部オリンピアで採火後、同国内で8日間リレーを行い、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に同20日に到着する。その後に「復興の火」がスタート。宮城、岩手、福島の順に各県2日ずつ展示される。同26日には福島県から聖火リレーを開始し、121日間かけて全47都道府県を巡る。

 三陸鉄道は、震災の津波被害で不通となっていたJR山田線の宮古-釜石間(55・4キロ)が移管され、同区間に接続する路線と合わせて全線をリアス線と改称して今月23日に全線開通の節目を迎える。