県内は気温が平年より高く、降雪も少ない暖冬傾向が続いている。盛岡の累積降雪量は平年値の38%で、観測史上最少ペース。最高気温は4月並みの暖かさを連日観測している。記録的な少雪の恩恵で、ゴルフ場は例年より早い営業開始が可能となり、多くの愛好者でにぎわう。仙台管区気象台によると、東北地方は今後1カ月間も平年より気温が高い見込み。雪崩や農作物の管理に注意を呼び掛けている。

 雪のないコースに快音が響く。例年は3月中旬に開く花巻市石鳥谷町の盛岡南ゴルフ倶楽部(くらぶ)(畠山正法支配人)は1日にプレオープン。盛岡市西青山の会社員南仁裕(よしひろ)さん(42)は「昨年は3月中旬でもコースに雪があった。例年この時季は宮城県まで行く必要があるが、ここでできるとは」と声を弾ませた。

 既に春の陽気を思わせる県内。昨年11月1日からの累積降雪量も記録的な少雪の観測地点が目立つ。平年を上回るのは久慈(平年比157%)のみ。山間部こそ平年並みだが、盛岡は90センチで、平年の234センチを大きく下回る。現行の観測方法となった2006年以降最少は08年の155センチで、極端な少雪となりそうな状況だ。