岩手、宮城、福島の3県出身の児童生徒、学生107人で編成する東北ユースオーケストラ(TYO)演奏会2019盛岡公演(一般社団法人東北ユースオーケストラ、岩手日報社主催)は30日、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールで開かれた。県内では初公演。代表・音楽監督を務める音楽家坂本龍一さんの楽曲などを演奏し、東北の誇りと、復興への願いを音に込めた。(31日付岩手日報紙面で特集)

 盛岡公演はバルカン室内管弦楽団音楽監督の柳沢寿男さんが指揮し、坂本龍一さんの繊細なピアノの旋律から始まる「Blu」で幕を開けた。女優のん(本名・能年玲奈)さんは、優しく包み込むような声で宮沢賢治「作品1004番」や石川啄木「飛行機」など東北出身作家の詩を朗読した。

 メインはブラームスの「交響曲第2番」。作曲当時の時代背景や風土を感じさせるようなハーモニーを奏でた。アンコールでは、坂本さんの代表曲「戦場のメリークリスマス」に聴衆が聞き入り、「ETUDE」では会場が一体となって手拍子し、フィナーレを飾った。