復興支援道路の宮古盛岡横断道路(約100キロ)の一部、宮古西道路(7・4キロ)の宮古中央-宮古根市間3・4キロが30日開通した。渋滞緩和につながるほか、2016年台風10号豪雨で冠水した区間を回避し三陸道と直結。災害時の安定輸送に向けた高速交通ネットワークの形成に大きく前進した。

 宮古市田鎖の宮古田鎖インターチェンジ(IC)で行われた式典には工事関係者ら約140人が出席。達増知事が「三陸ジオパークを有する周遊型観光の活性化や災害時の確実な緊急輸送の確保など、多くの効果が期待され、復興を力強く後押ししていく」とあいさつした。

 

 開通区間は低地部の大雨で冠水しやすい区間を避け、渋滞が指摘されていた国道106号と花輪橋の丁字路の混雑緩和も期待される。県が07年度に工事着手し、事業費は217億円。

 宮古中央ICから同市藤原までの残り4キロは国が施工し、20年度に開通予定。18年6月に運航開始した宮古-室蘭間の定期フェリーのターミナルからのアクセスも容易になるため、観光客の誘客への効果も見込まれる。