【ニューヨーク共同】米大リーグは28日、全30球団が各地で米国での初戦に臨んだ。

 マリナーズの菊池雄星(花巻東高)は29日(日本時間30日)に米国初登板に臨む。

「一球一球を悔いなく」

 【米シアトルで本紙特派員・小田野純一】憧れの舞台のマウンドに登る楽しみと責任感が入り交じっていた。マリナーズの菊池雄星は本拠地の開幕戦前のセレモニーでファンに初お目見え。熱気あふれる雰囲気を感じながら、翌日の登板に向けて静かに闘志を燃やした。

 はにかんだり、胸中を隠すように無表情になったり。選手紹介でグラウンドに登場した雄星はさまざまな表情を見せた。無理もない。ここで野球をやりたいと思い続けた12年がある。ファンは大きな拍手で背番号18を歓迎した。

 「一球一球を悔いなく投げたい」。開幕直後の雰囲気、緊張感で力を発揮する難しさも分かっている。さらに相手は昨季のワールドシリーズ覇者。「一発もあるし、ヒットエンドランや盗塁を含めて動いてくる」と分析した通り、この日も重盗から三塁後方の飛球でタッチアップするなど機動力を示した。看板の打線も11安打を放ち、破壊力は健在だ。