三陸鉄道(中村一郎社長)は28日、盛岡市内で取締役会を開き、2019年度の利用者数を前年度比2・2倍の116万人とする目標を示した。リアス線(大船渡・盛-久慈間、163キロ)の全線開通効果やラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催など大型催事の需要が追い風となるが、経常損失を引き続き出す見込みで、依然として経営環境は厳しい。

 19年度の乗車人数は定期客63万人(前年度比121・0%増)、個人客42万人(同154・2%増)、観光団体客6万人(同49・2%増)と想定。

 釜石-宮古間(55・4キロ)の移管に伴い運行距離が延びたほか、三陸防災復興プロジェクト(6~8月)、9月開幕のW杯、県などの観光キャンペーン「いわて幸せ大作戦」(3~11月)の誘客効果を見込む。