県が復興支援道路と位置付ける奥州市江刺梁川(やながわ)と北上市口内(くちない)町を結ぶ国道107号梁川―口内工区(2690メートル)のバイパス部約2・5キロが28日、開通した。交通の難所が解消され沿岸部とのアクセスが向上。両市の住民も完成を祝い、地域の活性化に期待を寄せた。

 開通式は北上市側の梁川口内トンネル(1022メートル)前で行われ、関係者約130人が出席。県南広域振興局の細川倫史(ともちか)局長が「震災からの復旧復興を力強く後押しすることを確信している」とあいさつした。

 北上市の口内小5年の菅野楓君が「将来、車を運転するときは見学したことを思い出して走りたい」、奥州市の梁川小5年の菊池環さんが「トンネルを見るのが楽しかった。開通式に呼んでいただいたことは一生の思い出」と作文を発表し、関係者がテープカットして完成を祝った。口内きらめき鬼剣舞の児童14人と金津流梁小獅子躍りの40人が祝舞も披露した。