関心はあっても、実はよく知らない里親制度。そんな人々の疑問に答える里親制度についての県内初の説明会(県福祉総合相談センター主催、盛岡市共催)が、盛岡市のプラザおでってでこのほど開かれた。虐待などを理由に施設に入所する子どもが増える中、温かい家庭環境に子どもを受け入れる里親の重要性は増しており、制度の周知や拡充が望まれる。

 説明会は初めて一般参加を募り、30~60代の男女23人が訪れた。意義ややりがいを紹介する映像が流れる親しみやすい雰囲気の中、経験者から話を聞くなど理解を深めた。

 個別相談も開かれ、県や里親会、乳児院などの相談員らが里親になりたい人の疑問に対してアドバイス。「性別は希望できるか」「幼い実子がいても預かれるか」などの質問に、制度の仕組みや実例を踏まえて丁寧に説明した。

 盛岡市の女性(45)は病気や流産を経験し、昨秋に里親申請。夫に勧められるまでは制度を知らなかったといい「情報量も少なく、里親との交流機会もほぼないのが現状。私のような選択肢はもっと身近に増えても良いのでは」とさらなる認知度アップを期待した。