八幡平市叺田(かますだ)の市安代漆工技術研究センター(所長・小山田克則市商工観光課長)の漆工技術後継者育成事業が、厚生労働省の2018年度「地域発!いいもの」に選ばれた。産業振興や技能者育成について特色ある事業を支援、周知するもので、16年度の制度開始以来、本県から選ばれるのは初めて。30年以上にわたり漆塗りの技術継承や人材育成を続けてきた功績が認められた。

 同センターは旧安代町時代の1983年、行政が運営する漆塗り職人養成施設として開設。漆の扱い方や漆器作りなどの専門技術を習得する基礎課程(2年)、商品開発や販売、接客などを学ぶ専攻課程(1年)で構成し、18年度までに67人が修了した。

 修了生は全国で活躍しており、市内では17年4月に安比塗企業組合を設立。地域に伝わる安比塗の製造や販売、人材育成などに取り組む。