米IT大手のグーグルは27日、アジアとオセアニアの報道機関などを対象に募集したデジタル技術を使ったビジネスプランの一つとして、本社が提案した「地域ファーストのモバイルアプリケーション」を選んだ、と発表した。日本からは本社のほか、朝日新聞社のプロジェクトが選ばれた。

 本社が提案したプランは、本紙の定期購読者が利用できるスマートフォン、タブレット端末向けのアプリケーションソフト開発案。地域コミュニティーの維持・発展、地域経済の活性化などを狙い、4月から開発に着手し、年内のサービス開始を目指す。

 グーグルは昨年11月末、デジタル時代の新しいビジネスモデルの創造とデジタルイノベーションをテーマとしたビジネスプランを募集する企画「グーグルニュースイニシアティブ(GNI)イノベーションチャレンジ」をアジア・オセアニアエリアで初めて開催。日本のほか、オーストラリア、韓国、インド、台湾などの37カ国・地域が対象となり、14カ国・地域の23プロジェクトが選ばれた。

 報道機関の大小を問わずアイデアを競い、グーグルの専門部署が3カ月以上にわたって審査。受賞した企業・個人は開発費用の支援を受けられる。GNIは、同社がデジタル時代のジャーナリズムの未来に向けて、報道業界とのコラボレーションを推進する取り組み。