奥州市は、同市水沢佐倉河の国指定史跡・胆沢城跡を活用して「胆沢城跡歴史公園(仮称)」を6月下旬にオープンさせる。城の外郭を囲んでいた築地塀を一部復元するほか、現実の風景にCG画像を重ねる拡張現実(AR)技術を使って当時の風景を再現。城跡を散策しながら古代東北の歴史を学ぶ場として、多くの人に利用してもらう考えだ。

 整備するのは胆沢城の「外郭南門」周辺。門の両脇に付属する高さ約5・4メートル、長さ計約30メートルの築地塀や、門に続く長さ約85メートルの南大路などの復元工事を進めている。

 南門跡付近でスマートフォンやタブレット端末のアプリを操作すると、画面に映った実際の風景の中に門ややぐらの再現CGが現れる仕組みも整備中。胆沢城を建てた坂上田村麻呂や蝦夷(えみし)の英雄アテルイも登場する。端末は近くの市埋蔵文化財調査センターで借りることもできる。