本格的な花粉シーズンが本県に到来し、花粉症患者が対策に追われている。スギを中心とした飛散量は、東北北部で過去3年連続で平年を下回っていたが、今年は本県を含めて平年並みの予想。暖冬の影響で飛散時季が早まったこともあり、ここ数年と比べてつらい症状に苦しむ人も出ている。薬局では対策グッズが売れて欠品となった商品もあり、医療関係者は早めの対策を呼び掛ける。

 例年、花粉症で目のかゆみや鼻水に悩む大船渡市盛町の主婦薬師神(やくしじん)友紀さん(35)は今月初めから症状が出始めた。外出時にはマスクが欠かせず「今はまだ市販の薬で抑えているが、だんだん花粉の量が多くなっていると感じる。なるべく室内にいたいが、子どもを公園に連れていかないと」と悩ましげだ。

 気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)によると、本県の今年の花粉飛散量は平年比1・06倍で、2018年比では1・44倍の予想。昨年より多い理由は、18年夏が平年より暑く、スギの雄花の生育に適していたことが影響したとみられる。