新生三鉄、ようこそ 沿線各地で記念イベント
三陸鉄道リアス線(163キロ)が通常ダイヤでの運行を開始した24日、沿線各地で住民らが記念イベントを催し、乗客と喜びを分かち合った。
一番列車、出発進行 大船渡

三陸鉄道(中村一郎社長)は大船渡市の盛駅で、久慈行きの第1便出発式を行い、県内外の約80人を乗せた列車を市民らがにぎやかに見送った。
市民ら約100人が参加。蛸ノ浦保育園年中の新沼由萌(ゆめ)ちゃん(5)が千葉敬運転士に花束を贈り「頑張ってください」と声を掛けた。午前8時5分、山蔭康明盛駅長と由萌ちゃんらの合図で出発した。
小旗振って乗客迎え 久慈

久慈市や県北広域振興局などは久慈駅で、歓迎イベントを行った。ホームに釜石-久慈間、大船渡・盛-久慈間の直通列車が到着すると観光関係者ら50人余りが小旗を振り、乗客に地元の菓子や三陸防災復興プロジェクトのグッズなどを手渡した。
駅前では景品付きの餅まき、まめぶ汁の振る舞いなどでもてなした。