6月末で閉館する紫波町の歴史や文化の発信拠点、同町日詰の町の小さな文化館「権三(ごんぞう)ほーる」(畠山貞子(ていこ)館主)は22日、最後の事業となる「聖歌の里の小さな朗読会」を開いた。参加者は同町出身の童謡詩人巽聖歌(1905~73年)の詩などを朗読し、14年間の歩みを振り返りながら活動の継承を誓った。

 県内外から約60人が参加。聖歌をはじめ、宮沢賢治の詩などを2団体4人が発表。歴史文化顕彰団体どっこ舎の内城弘隆主宰の解説や紙芝居なども披露された。

 聖歌の「五月の節句」を朗読した大槌町大槌出身で紫波町北日詰の佐藤富美子さん(64)は「震災後に移住したが、ほーるや活動を通して友人ができた。施設がなくなるのは残念」と閉館を惜しんだ。