遠野の礎を築いた女殿様の再来か-。遠野市綾織町の道の駅遠野風の丘(佐々木教彦支配人)が21日、開業から約20年9カ月で延べ来場者2千万人の大台に到達した。節目の数字を刻んだのは八戸市の白山台小2年、藤村寧々(ねね)さん。1627(寛永(かんえい)4)年に八戸南部氏が遠野入りした際、治世を支えた清心尼(せいしんに)公の名前が「ねね」。関係者は不思議な縁を感じながら、絆の強い八戸の地からの愛らしい来客を温かく祝福した。

 「2千万人目は八戸の藤村寧々さん」。現地で行われた式典で名前がアナウンスされると、出席者からどよめきと笑みが漏れた。「八戸のねね」は、歴史上の重要人物として遠野市民の認知度も高い。

 釜石市の祖父母宅を訪問する際、会社役員の父徹さん(34)と定期的に風の丘を利用するという寧々さん。思わぬ祝福に驚きながらも「おいしい食べ物が魅力」とほほ笑んだ。