東日本大震災からの復興を後押しする自動車専用道路(無料)の三陸道の唐桑(からくわ)小原木(気仙沼市)―陸前高田長部間(3.5キロ)が21日開通した。三陸道は仙台市から八戸市までの沿岸部を結ぶ総延長359キロ。今回、岩手、宮城県境が直結した。本県は釜石市以南が全線つながり、災害対応や物流、観光など多面的な効果が期待される。

 開通式は午前11時半から気仙沼市唐桑町の唐桑小原木インターチェンジ(IC)で行われ、関係者ら約250人が岩手、宮城両県の交流拡大や復興加速を願った。

 達増知事が「(釜石市で秋開催の)ラグビーワールドカップ(W杯)や三陸防災復興プロジェクト(6~8月)に国内外の多くの人が訪れるのを期待する」とあいさつ。戸羽太陸前高田市長は「災害時の医療、地域間格差の解消など安全安心な地域住民の暮らしが大きく前進した」と開通の意義を強調した。