岩手銀行(盛岡市、田口幸雄頭取)など全国4地銀は1日、ブロックチェーンを用いた新たな金融サービスプラットフォーム(拠点)の運用を始めた。全国の地銀と共同開発し、同行などが出資する新会社が運営する。法人向けに、振り込み帳票などを電子交付するサービスから始め、受発注や契約手続きの展開も見据える。多くの銀行や企業の利用が進めば、ネットワークを生かしたビジネスマッチングも可能で、地域経済に新たな成長力を導く。

 プラットフォームでは、企業は一つのID、パスワードで複数の金融機関のサービスを利用できる。一つの画面上で、複数の銀行や企業から送られてくる振り替えや振り込みデータを一括管理する。紙やフロッピーディスクによる事務を電子化でき、経費節減にもつながる。岩手、秋田、青森、山梨中央の4行で構築し、岩手銀を皮切りに順次サービスを開始する。各行の取引先は無料で利用できる。岩手銀の場合、アクセスに必要な手続きが済んでいる数千社が利用でき、拡大を見込んでいる。