岩手銀行(盛岡市、田口幸雄頭取)は4月から、スマートフォンのアプリで個人間送金ができるサービス「オクロット!」を始める。全国の地銀では初めてで、メガバンク系列を含めても3例目。1日3万円を上限に即時送金できる手軽さが魅力で、手数料も割安。店頭での電子決済は一般化しているが、個人間に広がることで、本県のキャッシュレス利用が進みそうだ。

 「オクロット!(送ろっと)」は同行の「いわぎんアプリ」内で提供するサービス。同行の口座間で請求、送金ができる。請求者はスマホに請求額と支払期限を入力し、専用のQRコードをつくる。相手がスマホで読み取り「支払う」を選ぶと即時送金される。遠隔地にはメールで請求できる。

 不正送金を防ぐため、1日当たりの送金は総額3万円を上限とし、下限は定めない。1回の手数料は税込み54円で、月1回は無料。窓口手続きの324円、現金自動預払機(ATM)の108円より安く、金融機関ならではの本人認証の安全性も特長だ。