大船渡市赤崎町の赤崎津波記憶石建立実行委(金野律夫委員長)は18日、赤崎中(松村敦子校長、生徒69人)近くの通学路に東日本大震災からの教訓を伝える記憶石を建立し、除幕式を行った。同校は2018年度、防災学習に力を入れ建立は集大成の位置付け。高台避難を促すデザインは生徒が考案し、後世に震災の記憶のバトンをつなぐ。

 現地での除幕式には全校生徒のほか金野委員長、石を寄贈した全国優良石材店の会(全優石)の吉田剛代表理事ら約90人が出席。金野委員長は「防災学習に取り組む赤崎中の校風が赤崎(地域)の文化となることを期待する」と式辞を述べ、碑を除幕した。

 実行委は地域代表と同校、全優石で組織。高さ約180センチの石碑のデザインは同校の3年生全員で考案した。中央部は三角形をあしらって天を指し示し「高台に逃げろ」との意味を込めた。「後世につなごう 記憶と絆のバトン」の文言とともに、助け合いの象徴として手と手をつなぎ合う模様も刻み込んだ。