大槌町は18日、解体した同町新町の旧役場庁舎跡地で緑地整備工事を始めた。町は災害時に車を乗り捨てられる「防災空地」としての活用を見込む。旧庁舎の跡地を巡っては同日、東日本大震災で犠牲になった町職員遺族2組と平野公三町長が面会。津波高が分かるモニュメントなどの設置を求める遺族は「跡地利用を一緒に協議する場を設けるべき」と訴えた。

 工事は午前9時ごろに始まり、請負業者の作業員4人が看板を設置。高台避難のために西側のり面に整備する階段の場所などを確認し、現場事務所を設置した。工期は6月28日まで。敷地内の献花台と地蔵は当面そのまま残す。

 平野町長と遺族2組は町役場で面談。冒頭、沢舘和彦副町長が「犠牲職員や遺族に対して町がすべきことを協議、検討していた」と公的記録に記載がない内容の発言をしたと謝罪した。