NECプラットフォームズ(東京都千代田区、保坂岳深社長)は15日、今月末に閉鎖する一関市柄貝(からかい)の一関事業所の土壌と地下水からトリクロロエチレンなどの有害物質が検出されたと発表した。市が同社と取得契約を結んだ事業所内の体育館、テニスコートからは検出されていない。

 同社によると、有害物質は第10工場地下の敷地と敷地外との境界から検出した。敷地内の濃度が高く、最大値はクロロエチレンが1リットル当たり1・2ミリグラムで、環境基準の600倍。境界近くではシス―1、2―ジクロロエチレンが環境基準の2・5倍、クロロエチレンが4・3倍だった。

  同事業所は金属部品の洗浄のため1988年までにトリクロロエチレンを使っており、廃液処理作業時に漏れたと推測している。

 同市から体育館などの取得の打診を受けた同社は、2016年に調査し、土壌と地下水汚染を確認した。土壌は17年12月までに化学処理で浄化。敷地外への流出対策として揚水バリアー井戸を設置した。