麻薬取締法違反の疑いでミュージシャン、俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が逮捕された事件は、薬物犯罪の根深さを浮き彫りにした。県内でも2018年の覚せい剤取締法違反の摘発件数(暫定値)が33件で、17年(確定値)比9件増。覚醒剤の取引価格は下落傾向で、若年層への広がりも懸念される。再犯率は75%。専門家は治療が必要な疾患として、薬物依存の人を支援すべきと指摘する。

 県警によると、県内では18年、24人を摘発。かつて1グラム10万円ほどだった取引価格が近年6万円台まで下落したのも摘発増の要因とみられる。

 覚醒剤だけでなく、大麻も低年齢化の傾向がある。過去5年間、大麻取締法違反容疑で29人(暫定値)を摘発。うち12人は30歳未満の初犯者で、若年層へのまん延が危ぶまれる。