2019年産の県内養殖ワカメ漁は、不漁で異例の高値でスタートした。14日の第1回入札会で塩蔵ワカメの数量は47・2トンと前年より44・2%減の大幅減。東日本大震災の影響が落ち着いた14年以降、第1回としては最少となった。発芽時期の海水温が高く成長が遅れたのが要因で、主力の芯抜き1等の最高価格は、過去5年平均を40%程度上回る。収穫量が今後、大幅に増えるのは難しいとの見方もあり、買い受け人は原料高、生産者は数量確保に頭を悩ませる。

 入札会は大船渡市大船渡町の県漁連南部支所で開かれ、6漁協が上場。県内外の買い受け業者43社が参加した。

 芯抜き1等は宮古市の重茂産が10キロ1万9100円で、前年を1800円上回った。過去5年平均の約1万3700円を大幅に上回る価格で、復興支援から2万5千円の高値が付いた12年を除き、震災後の最高値となった。