一関市と宮城、秋田両県にまたがる栗駒山(1626メートル)の昭和湖周辺の火山ガス濃度が高いことを受け、県は14日、昭和湖を通る須川コースを当面、部分的に通行止めとすることを公表した。本県側からの登山は産沼(うぶぬま)コースを迂回(うかい)ルートとする。通行止め措置は初めてで、開通時期は未定。基準値の20倍超の火山ガスが昨年観測されており、対策に万全を期す。

 盛岡市内で同日開かれた栗駒山火山防災協議会で報告した。具体的な通行止め区間は今後検討を進めるが、昭和湖に通じるコースと産沼コースの分岐点辺りにバリケードを設けることを想定。昭和湖や地獄谷周辺が通られなくなる。

 産沼コースの登山口から山頂までの登り時間の目安は2時間5分。須川コースよりも15分長い。県は新たな迂回路の開発も模索したが、希少植物の保護などのため既存の産沼コースを迂回路とした。