東日本大震災で被災した山田町中心部に18日、民間交番「やまだ地域安全センター」が開所する。津波などで全壊した宮古署山田交番が高台移転したことから、町防犯協会(伊藤進一会長)が管理運営する。県警によると、民間主体で防犯や交通安全の拠点を担う「民間交番」が設置されるのは県内で初めて。沿岸被災地で新たなまちづくりが進む中、住民の安心安全や防犯意識高揚へ効果が注目される。

 民間交番は同町中央町の国道45号近くに立地。23日のリアス線開通で陸中山田駅周辺の人通りが増えると予想されることから、それに先駆けて開所する。13日は業者が電気設備工事を行った。赤色灯や看板を設置し、18日に現地で開所式を行う。

 敷地面積は約1030平方メートルで、建物は山田ハリストス正教会から寄贈を受けたプレハブを使い、床面積約45平方メートル。設置費用510万円は町の補助金のほか、各種団体からの寄付を充てる。年間約30万円の維持管理費は町が交付する。