昨年7月の西日本豪雨で校舎2階まで浸水し仮設校舎で学ぶ岡山県倉敷市の真備(まきび)中(斎藤善紀校長、生徒244人)で12日、岩手日報社の東日本大震災8年の特別号外を使った授業が行われた。生徒は震災関連の記事や先人が残した碑の教訓を読み解き、震災と豪雨被害を重ね、被災地支援の大切さや古里復興に自分ができることを考えた。

 2年A組(38人)の国語の授業。高橋恵子教諭(55)が「東日本大震災に学ぶ-岩手日報号外を読んで」をテーマに教えた。生徒は号外を開き、気になる記事を探し、見出しとキーワードを抜き出して、選んだ理由を説明。地元でやりたいこと、役立つことを話し合い発表した。

 1面で「がんばろう岡山」と呼び掛けた釜石・鵜住居(うのすまい)小児童のコメントを選んだ古川夏美さんは「私たちより大きな被害を受けた児童も復興に向け頑張っている。同じ境遇の人からのメッセージに勇気づけられた」と語り、「津波復興なお途上」見開きページの「全被災校復旧」の記事を読んだ守屋晴翔(はると)さんは「災害復旧には時間がかかることが分かった。震災の被害の大きさを感じるとともに、真備中の復旧が待ち遠しい」と被災地の思いを共有していた。