今も後悔が絶えない。山田町飯岡の町消防団第6分団長の内舘実さん(59)は11日、同町境田町の屯所跡地で、東日本大震災で殉職した団員3人に祈りをささげた。ポンプ車を運転し、津波に巻き込まれたあの日から8年。同町は高台団地の整備が終わり、新たな消防屯所も完成。内舘さんらは二度と災害で人が死なないまちづくりを誓い、生まれ変わったふるさとの安全を守る。

 殉職したのは、当時分団長だった湊陽一さん=当時(58)=と団員の山崎典博さん=同(40)、白野純(あつし)さん=同(29)。午後2時46分、内舘さんらはビールやたばこ、花束を跡地に供え、嵐の中で黙とうした。

 内舘さんは今も胸の中に生きる3人に「日々の業務を続けることが供養になる。二度と犠牲者を出さないと肝に銘じ、町の安全を守り続ける」と約束する。