東北を本拠地にするプロ野球楽天は東日本大震災から8年を迎えた11日、遠征先の静岡市の静岡県草薙総合運動場野球場で一部選手が練習を行い、球団旗と日の丸が半旗で掲げられる中、東北の方角に向けて、黙とうをささげた。辛島航投手は「まだ普通に生活できない人もいる。胸に刻んでやっていきたい」と気持ちを新たにした。

 平石洋介監督は8年前、選手として兵庫県明石市でのオープン戦に同行していた。試合が途中で打ち切られ、ホテルに戻るバスの中で津波の映像を見て「みんな言葉を失っていた」と言う。震災を経験した選手や球団スタッフは減っている。「風化させないようにしないと」と強い思いを口にした。普代村出身の銀次内野手は「被災地のためにも、もう一度、一丸となって笑顔を届けられたら。その中で自分が中心となって活躍したい」と力強く話した。

 仙台市の球団事務所でも地震発生時間の午後2時46分に職員が黙とうした。立花陽三球団社長は「東北を盛り上げていくことが使命。東北の皆さまへ感動を与えられるように全員で戦う」とコメントした。