将棋の第63期岩手王座決定戦(岩手日報社、日本将棋連盟県支部連合会主催)は10日、紫波町日詰西の紫波グリーンホテルで行われ、盛岡市の岩手高1年仁多見遊心(にたみゆうしん)二段が初優勝を果たした。準優勝は滝沢市の県立大3年小山(こやま)真央五段(20)だった。

 県内7地区の予選を勝ち抜いた代表ら29人が、トーナメント方式で対戦。決勝の戦型は角換わり相腰掛け銀、序盤から先手の小山五段が攻めたが優位を築けず、冷静に受け続けた仁多見二段が終盤で反撃に転じ120手で寄せきった。

 仁多見二段は新潟県糸魚川市出身。将棋が強くなりたいと高校から岩手にやってきた。1月の第38期県最強者戦に続く優勝に「とてもうれしい。校内で切磋琢磨(せっさたくま)することで影響を受け、力を蓄えられている」と手応えを感じていた。