ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子個人総合で、八幡平市出身の小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高)が開幕から首位を独走している。これまで19試合で10勝をマーク。通算得点で2位以下に大差をつけ、残り9試合の優勝争いで圧倒的優位に立つ。今季中盤以降は海外勢が調子を上げているが、日本勢初の個人総合優勝へ視界は良好だ。

 大きな飛躍を遂げた今季、年末年始に行われた伝統のジャンプ週間は圧巻だった。

 第1~3戦は1回目で首位に立ち優勝。最終戦は2回目の大ジャンプで逆転勝利をつかんだ。4戦全勝の完全制覇は史上3人目、日本勢のジャンプ週間総合優勝は船木和喜(フィット)以来、21年ぶり2人目の快挙だった。

 今月20日からはオーストリアで世界選手権が始まる。札幌大会前に小林は「W杯の個人総合と世界選手権の優勝」と高らかに宣言した。ビッグタイトルに挑戦する22歳のホープから目が離せない。