文化審議会は5日、2020年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指す候補として、二戸市の漆掻(か)き職人や、宮大工らが継承する「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を選んだ。政府は来月末までにユネスコに申請する。昨年も審議会選定に基づき申請したが、ユネスコ側の事情で19年の登録審査を見送られていた。

 申請するのは、建造物の装飾・彩色や檜皮(ひわだ)ぶき、漆塗りなど、社寺や古民家の修理に不可欠な技術。いずれも文化財保護のため国が認定する「選定保存技術」に選ばれている。昨年申請した14分野に、檜皮採取など3分野を追加した計17分野で構成する。「日本産漆生産・精製」の分野では、二戸市の日本うるし掻き技術保存会が保存団体となっている。