「老い」は誰にでもやってくる。老眼、白髪が増える、膝が痛い…。くよくよ悩むより笑い飛ばしてしまったほうが心の健康にはよさそうだ。誰が言ったか、「きょうより若いあしたはない」のだから

▼近所の図書館に一関シニア活動プラザの「本屋の店員さんが選ぶシニア川柳」入選作ポスターが展示してあり、思わずニヤリとしてしまった。「あるある」「よく分かる」

▼お題は「記憶」と「スポーツ」。全国から662句の応募があり、一関書店組合のメンバーが選考した。大賞は「薄くなるテレビに財布わが記憶」(笑爺、72歳)。腹回りの脂肪も薄くなってくれればいいのだが

▼「認知ぎみでも二度目ないお年玉」(星新、59歳)。財布のひもは意外と堅い。「談話室ホラとアレヨがこだまする」(風知草、68歳)。名前や場所を思い出せなくても話は通じるから不思議なものだ

▼「記憶力わざとなくしたフリもする」(紫苑、73歳)。都合の悪いことは「覚えていない」と言い逃れる。これが政治家や役人だと本当かと疑ってしまうけれど。「孫までも記憶がないと言いのがれ」(佐々木勝義、73歳)。子どもは大人を見ています

▼「スポーツは家事と散歩と口喧嘩」(かかし、68歳)。取るに足りないことでの夫婦げんかも仲がいい証拠だろう。笑いからエネルギーをもらった気がした。