東日本大震災の被災者に笑顔と元気を与えようと、一関市藤沢町の岩手サファリパーク(菅野伸夫支配人)にラオス政府から「親善ゾウ」として貸し出しを受けたアジアゾウ2頭が約6年半の滞在を終え、3月に帰国する。冬は他の暖かい場所で越冬してきたが、「最後」の冬は同パークで過ごしている。同パークでは2月末まで感謝祭を開いており、多くの被災者を励ましてきた2頭に触れ合う機会となる。

 ゾウはいずれもアジアゾウの雌で、38歳のブンミーと30歳のカンピアン。2日も背中に乗って散歩する「ゾウライド」やフラフープ、楽器演奏などのショーで多くの家族連れを楽しませた。

 震災発生翌年の2012年9月、ラオス政府の計らいでパークにゾウ使いのホン・ハイパスーさん(35)らと一緒に派遣された。被災地支援として、沿岸部の子どもたちを招待する事業などで多くの被災者に笑顔を届けてきた。

 感謝祭の期間中は毎日ゾウライドの料金が半額の千円。土、日、祝日はショーやゾウ使い体験、ラオスの民俗衣装を着用しての記念撮影なども行う。問い合わせは同パーク(0191・63・5660)へ。