北上市は28日開会の市議会2月通常会議に男女共同参画と多様性社会を推進する条例案を提案する。多様性の視点を盛り込む条例は県内初で、国籍や性別、障害の有無、年齢などにかかわらず誰もが暮らしやすい社会を目指す。26日夜は市内で「きたかみ55人カフェ」を開き、参加者は多様性を認め合ういきいきとした未来の北上へ思いをはせた。

 地域社会デザイン・ラボ(仙台市)の遠藤智栄(ちえ)代表が、住民が住みやすい地域づくりに取り組む他地域の事例を紹介。参加者はグループを変えながら、北上市の良さ、住みにくさなどを出し合い、地域を楽しくするアイデアや、自分がやってみたいことなどを語り合い、模造紙に書き出した。

 同条例案は目指す社会の実現へ基本理念を盛り込み、市や市民、事業者らの役割を明確化。固定的な性別の役割分担意識などによらない多様な生き方を選べる環境づくり、啓発活動など市が実施する基本的な施策も定める。