滝沢市の上の山自治会(秋元旦(はじめ)会長、約250戸)は今冬から独自の財源で地域主体の除雪を実践している。各戸からの協力費を謝礼などの活動費に充て、市から借りた重機を住民自らが運転。昨年度まで国の補助金を活用して除雪隊を軌道に乗せ、5年目で自立を果たした。丁寧な作業は地域から好評で、除雪に協力する人も増えている。

 自治会の有志が2014年度に「まごころ除雪隊」を発足。重機のオペレーターや警備など役割分担したチームを編成し、地区内を回る。出動は市民が自主判断。初期除雪と排雪に力を入れ、圧雪や凍結の解消に努めている。

 14~17年度は国の補助金を活用。民間から借りた重機を地域に住むオペレーターが運転するなど、住民主体の活動を探ってきた。16年度からは各戸千円を集めて財源を確保し、出動メンバーには1時間400円の謝礼を出す。市は業者が使用する重機を除雪隊が共用できるよう配慮する。

 昨季、市に寄せられた除雪に関する要望は約1100件だったが、同自治会からはゼロ。除雪隊は当初の約20人から今季は44人に増えた。各自治体が業者の担い手不足などの課題を抱える中、住民主導の活動が注目を集め、県内外から視察が訪れる。