東日本大震災前の陸前高田市の市街地を再現した模型の展示会は23、24の両日、同市高田町のアバッセたかたで開かれ、来場者はそれぞれの思い出を語り合いながら精巧な模型に見入った。

 同市の一般社団法人SAVE TAKATAの「若興人(わこうど)の家」プロジェクトが主催。模型は発泡スチロールなどを使った500分の1スケールで、家々には住民の名や思い出を記した旗が立てられている。2013年に神戸大工学部建築学科の研究室が制作した。

 展示会では来場者が語る思い出を同プロジェクトのメンバーや高田高の有志が聞き取り、付箋に書いて模型に追加。「今は道路があるけど、ここは山だったんだよ」などと話す親子連れの姿もあった。同市高田町出身で、ものつくり大1年の村上大介さん(19)は「地震が起きたときは家の周りで遊んでいたのを思い出す。町並みがただただ懐かしい」と目を細めた。