盛岡市上田の盛岡一高(川上圭一校長、生徒840人)は、同市緑が丘にある男子寮「自彊(じきょう)寮」の入寮募集を2019年度から停止する。通学の利便性向上や男子生徒の割合低下で入寮者が減ったためで、20年3月で閉寮する見通し。宮沢賢治らも青春時代を過ごした120年を超す伝統を誇る寮の廃止をOB、現役の寮生ら関係者は惜しんでいる。

 同寮は遠方などから進学する生徒らのために設置され、現在は2、3年生が各3人、1年生が1人の計7人が寄宿している。同校に残る記録によると、1970年度には最多の39人が寄宿していたが、近年は新幹線で通学する生徒が増えるなどの環境変化もあり10人余りで推移。人数減に伴って食費を含めた寮費が上昇し、現在は冬季で4万4千円程度と、近隣の下宿施設との価格差が縮まっていた。