【東京支社】柴山昌彦文部科学相は22日の記者会見で、来月表明する予定の国際リニアコライダー(ILC)誘致に関する政府見解について「具体は申し上げる段階ではない。日本学術会議の所見の精査や関係省庁との検討を踏まえ、取りまとめたい」と説明した。

 超党派の国会議員連盟が21日採択した誘致実現を目指す決議に対しては「経済3団体(の共同声明)や学生が集めた署名もあり、大変強い思いは感じている。各要望も踏まえ総合的に検討を進めたい」と語った。

 議連がILC予算について、通常の科学技術分野とは枠外での措置を求めている点は「財務省のみならず、関係省庁としっかりと協議して詰める分野だ」と述べるにとどめた。

 ILCを巡っては、国際研究者組織が昨年12月、日本の意思表明期限として「3月7日の国際会議」と通告。文科省の磯谷(いそがい)桂介研究振興局長は21日の議連総会で「国際会議に出席し、(政府)見解をしっかり示したい」と言及した。