大船渡市の盛駅と久慈駅を一本でつなぐ三陸鉄道(中村一郎社長)のリアス線(163キロ)開通まで23日で1カ月となった。東日本大震災の影響でJR山田線が不通となった釜石-宮古間(55・4キロ)の沿線では、8年ぶりの鉄路復活に期待が高まる。各地で住民の歓迎行事が計画され、開通に合わせて新商品の企画を進める事業所も。三陸沿岸の復興と、にぎわい復活へ準備が進む。

 内外装を改修した宮古市の津軽石駅。同市津軽石の主婦盛合純子さん(59)、次女の調理師信夫(しのぶ)紘子さん(28)、信夫さんの長男結月(ゆづき)ちゃん(1)は22日、駅舎を訪れた。

 信夫さんらが活動する津軽石さんさ踊り保存会(会員約20人)は3月23日、同駅周辺で、列車の発着時間に合わせて踊りを披露し、鉄路復活の喜びを伝える。

 開通に合わせた商品の販売計画も進む。同市内では22日、市加工品コンクールが開かれ、同市の就労継続支援A型事業所鳥もと(小幡勉管理者)が、レトルトおつまみ「三鉄味の一番列車」を出品した。

 カキやサンマ、龍泉洞黒豚など沿岸中心の食材を使った一口サイズの商品(各税抜き200円)を展示。3月23日に宮古駅の土産店で販売する予定だ。