東日本大震災から間もなく8年となる本県被災地を22日、本社特別機で空撮した。宮古市津軽石では、三陸鉄道の列車が真新しい枕木が並ぶJR山田線(休止中)を訓練運転しており、1カ月後の3月23日には三陸鉄道リアス線として復活する。被災のわずか5日後に一部で運転を再開し、県民に希望を運んだ不屈の列車が、「復興後」に向けて再び出発の汽笛を鳴らす。

 (文は報道部・太田代剛、写真は同・菊池範正)

 トリコロールカラーの列車が、津軽石川沿いをゆっくり走る。海沿いの防潮堤はかさ上げされ、宮古運動公園野球場なども復旧した。一方、被災した住宅地は今も空き地が目立つ。

 山田線は宮古―釜石駅間(55・4キロ)が三鉄に移管され、久慈―盛(大船渡市)駅間(163・0キロ)のリアス線として3月23日に全線開通する。秋には沿線の釜石市鵜住居(うのすまい)町でラグビーワールドカップ(W杯)が開催され、被災地に新たな希望を運ぶ。