東日本大震災で犠牲になった大槌町職員の遺族2組は21日、同町が行う職員の死亡状況調査の態勢や方法、旧役場庁舎跡地利用に関する遺族の要望をまとめた申し入れ書を町に提出した。遺族と平野公三町長が面会する26日に文書で回答するよう求めている。

 申し入れ書は遺族の小笠原人志さん(66)=釜石市鵜住居(うのすまい)町=と前川寿子さん(60)=大槌町桜木町=の連名。小笠原さんが町役場を訪れ、田中恭悦危機管理室長に手渡した。平野町長は公務出張で不在だった。

 要望は▽死亡状況調査は第三者委員会を立ち上げ、面談聴取方式で行う▽旧庁舎跡地には記憶と記録、祈りのためのモニュメントが必要-など4項目。16日に開いた集いに参加した遺族6組の思いをまとめた。職員が当時の状況を語れるよう、平野町長に地震発生から津波襲来までの行動全てを語ることも求めている。