国際協力機構(JICA)の研修で途上国から訪れた助産師や産婦人科医らは1日までの2日間、西和賀町沢内を訪れ、「生命尊重行政」に尽力した深沢晟雄(まさお)旧沢内村長の業績や学校保健について学んだ。乳児死亡率ゼロの先例など「沢内モデル」に関心を高め、母国の母子保健改善に生かす。

 アフガニスタン、ガーナ、ミャンマー、タジキスタンから9人が参加。1日は、同町の沢内小(深沢一男校長、児童90人)を訪れ、同校の養護教諭と栄養教諭から、食育や学校健診などの取り組みを学んだ。児童の配膳で栄養バランスが考えられた給食も味わい交流を深めた。

 研修は母子保健の向上などを目指すジョイセフ(東京)が、JICAの委託を受け母子の継続ケアをテーマに実施。全国で初めて乳児、60歳以上の医療費無料化や乳児死亡率ゼロを達成した深沢村長の「生命尊重行政」に着目し、2018年から研修先に選んでいる。