東日本大震災で犠牲になった大槌町職員の遺族2組が18日、町内で記者会見し、遺族代表を含む第三者調査委員会で町職員の死亡状況調査をするよう町に申し入れる方針を明らかにした。遺族6組の総意として訴える。旧役場庁舎の跡地は「追悼の場、津波高を示して後世に伝える場にしてほしい」とし、今後、町に要望書を提出する。

 長女裕香さん=当時(26)=を亡くした釜石市鵜住居(うのすまい)町の小笠原人志さん(66)と、夫正志さん=同(52)=が犠牲になった大槌町桜木町の前川寿子さん(60)が記者会見した。

 2人によると、遺族6組9人は16日に3時間ほど懇談。町が内部で震災時在籍の職員ら計104人を対象に文書で情報収集し、まとめるとする死亡状況調査について、遺族からは「身内で調査できるのか」との声が続出した。第三者委設置に加え、面談方式での調査も求める考えを共有した。