関東地方や宮城県の若者男女3人が、4月から陸前高田市に移住する。3人は2017年、同市小友町上の坊集落の盆踊り復活を後押しした縁で住民と交流を続け、移住を決意。漁業などで活躍を目指す。被災地の人口流出が進む中、復興支援などで生まれた関係を維持し、地域活性化や移住による人口増につなげる動きが注目される。

 移住するのは、千葉市の会社員佐々木快昌(よしまさ)さん(33)=久慈市出身、宮城県石巻市の被災地支援団体職員田中大樹(ひろき)さん(32)=長崎県佐世保市出身、東京都文京区在住で、お茶の水女子大大学院を今春修了する宮本妃菜(ひな)さん(25)=兵庫県宝塚市出身。17日は上の坊公民館で、地域住民と鍋やたこ焼きを囲んで懇談した。

 佐々木さんは13年、東京都内の復興支援イベントで陸前高田市と関わり、4月からカキ養殖を目指して県の水産アカデミーに参加する。同市などで子どもの遊び場について研究してきた宮本さんは、同市内で働きながら研究を続ける。田中さんは「陸前高田の移住者の話を聞き、心が躍る生活ができると思った」と話し、今後勤め先を探す。